今年の梅雨はよく雨が降る。
与那国の梅雨は中休みも多かったはず。
中休みの青空に心も晴れる。
それがなく、ずっと雨、雨、雨!
久部良ミットゥにサトウキビ畑から赤土が一気に流れ込む。
今は島外から鳥を見に来る人以外、ほとんど訪れる人がない汽水湖。
ミミモチシダの県下最大の自生地、与那国町指定天然記念物。
久部良で50代以上の人は、多くがこの汽水湖で泳いだ経験を持つ。
着のみ着のまま水に浸かり、ランニングシャツの裾を引っ張ってメダカ(カダヤシ)を掬い取ったという。
もちろん獲物は油で揚げておやつ代わりに食べたという。
う~む、そんなに昔のことではないが、今の同世代の子は絶対できないし、親も許さないことだ。
気になるのは、そういった経験を持つ人の多くが、久部良ミットゥには赤いフナがいた、と言うことだ。
残念ながら今では、お話の中でしか、確かめようがない。