4月19日土曜日。
与那国島には13の御嶽がある。
与那国島13カ所巡りと題し、与那国島に赴任してきた先生を案内してきた。
これから与那国島で新生活を始めるにあたり、まずは島を守る嶽々の神様にご挨拶しましょう。
アコウの大木が見事なウヤバルウガン。
旧島仲村跡にある御嶽。
昔、大工という家があって、そこの主人ミンガサは、村の有力者であった。
彼を恐れた八重山の蔵元は、言われなき罪をかぶせ、呼び出すことにした。
順風を待ち出発した彼の身を案じ、弟妹はビディリ(霊石)を建て、祈った。
願いはかなえられ、ミンガサは無事に島に帰ってきた。
これがウヤバルウガンの始まりであり、航海安全を祈願する御嶽となった。