石灰岩の隙間から、シマフジバカマが湧き出すように葉を広げていた。
昨年10月、この植物を研究している方を一帯に案内した。
ありますよ、普通に・・・!
得意げに案内したのだけれど、まったく見つからなくて冷や汗をかいた。
それが今では、生命力に満ちた姿を見せている。
葉の間からは突き出した無数の枯れ茎が見える。
10月には地上部は枯れていたのだろう。
そんなの知らなかったよ!
蕾もつき始めていた。
花には各種の昆虫類が集まり、とくにマダラチョウの類が好む。
今年は花期が終わった後の動向を注意しなければ。
10月に花盛りだったショウキズイセンも今はごらん通り。
全く別の植物のようだ。
さらに初夏になると、地上部はいっさい消えてしまう。
不思議だねえ、植物の世界は。