サルトリイバラ類の花はたくさん撮っているのだが、最近になって、どれも雄花ばかりであることに気づいた。
そもそもサルトリイバラ類が雌雄異株であることを知らなかった。
今年は撮りこぼしを意識して拾っていこうと思う。
しかし探してみると、雌株って少ない。
今の季節、花はよく見かけるが、ほとんどが雄花なのだ。
ハマサルトリイバラの雄花。
花粉を被った雄蕊が1花に6本ずつ、ツンツン出てる。
あった、あった、ようやくあった雌花!
雌蕊は柱頭の先が三つに分かれて反りかえっている。
無意識に撮ってきた写真がすべて雄花、実際に探してみても雄花ばかり。
果実が黒く熟すのがハマサルトリイバラ、赤く熟すのがオキナワサルトリイバラと知って探した時も、果実をつけた株が非常に少なく難儀した。
性比は1:1ではないのかな?
さて、
足元をアオモンイトトンボが飛んでいるのに気づいた。
見失わないように目で追っていると、草の間に張られたクモの巣の前でホバリングを始めた。
そして何と!
サッと脚を伸ばし、巣の主をかっさらってしまったのだ。
じつはクモ狩りは彼らの得意技で、これまでも何度か観察したことがある。
名前と違って朱色の体をしているのは、まだ未熟な個体(♀)だから。
こちら成熟したオス。腹端がアオモンでしょ。
ヤエヤマモモアオフキバッタを見つけた。
雄で、驚いたことに成虫のようである。
何でこんな時期に?
普通は今頃から孵化が始まって5~6月に成虫になるのだが・・・。
2月24日撮影。