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寄生バエに卵を産み付けられた幼虫

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与那国フィールドノート

朱色の実が目を引くヒラミカンコノキ。

方言名はヌーヒディヌ、野のヒディヌだ。

対するダマヒディヌ、山のヒディヌはキールンカンコノキ。

こちらは、たびたび本ブログにもその名が登場するヨナグニサンの食樹で、マーヒディヌ、真のヒディヌとも呼ばれる。


ヒラミカンコノキは野のヒディヌと呼ばれるだけあって、明るく開けた放牧場周辺などに多い。

ヨナグニサンの食樹でもあるが、生息環境と自生環境にズレがあるからか、利用されることは極めて稀。


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放牧地を囲む有刺鉄線に沿って生えたヒラミカンコノキに幼虫を見つけた。

ヒラミカンコのほかモクタチバナも多く生えていたが、見つかった幼虫は写真の個体のみ。


よく観察してみれば体表に寄生バエの卵が産み付けられていた。

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気門の上は狙われやすい。


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腹脚の根元。


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尾脚の表面。


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すでに孵化し、体内に侵入したと思われる跡もあった。

11月23日撮影。



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