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ミナミイシガメ


フタツメオオシロヒメシャク

この冬一番の冷え込み。

全国的にといえば与那国だって寒い。

最高気温は20℃度に届きそうにありません。

なんだ、あったかいじゃないの。

いえいえ、

20m近い北風が吹けば、実際の温度より体感温度はかなり低く感じられるものです。
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与那国フィールドノート

12月5日。

雨天のなか、ヨナグニサンの幼虫を探して車をゆっくり走らせていました。

フタツメオオシロヒメシャクが葉の表面に張り付いているのを何度も目にしました。

とくに冬の蛾ではないと思うのですが、今の季節に発生のピークがあるのかもしれません。

よく見りゃラメ入りでお洒落な蛾です。

繭に

もう一週間以上も遊んでいるよ・・・。

シケで漁に出られず、陸(おか)に上げられた海人は手持無沙汰でつぶやく。

僕が山へ行くの遊びだけど、海人が海に行けないのは死活問題だ。

冬型の天候はいっこうに収まる気配を見せない。

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与那国フィールドノート

12月5日に巻き始めた繭は立派に完成していた。

12月13日撮影。


タイワンオガタマ開花

北風は止んでも雨は止みません。

車で林道を走っていると、少しだけ開けた窓から甘い香りが漂ってきます。

タイワンオガタマの花が咲き始めているからです。

純白でとても美しい花です。

葉はどこかで見たことあるはずです。

1円玉ひっくり返して下さい。

あのデザインはオガタマノキでタイワンオガタマはその変種です。

本家オガタマノキに比べ、やや葉が細めのようです。
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与那国フィールドノート

天に向かって20m近くにまで伸びるオガタマノキは、神霊を集める木として崇められてきました。

すなわち招霊の木。

関東以西の神社では各地で大木が残されています。


一方、八重山のタイワンオガタマは建築材として重宝されてきました。

硬く粘りがあるので鍬や鉈の柄、馬の顔にはめて制御する道具、オモガイにも使われました。

なので、現在では大木と呼べるような木は、よほど山奥にでも行かなければ見つかりません。


シロツブその後

昨日の午後から再び強い北風が吹き始め、海は大シケとなった。

今日のフェリーは早々と欠航が決定。

注文した物資が来ず、予定していた走る仲間との忘年会はお預け。


12月13日。

少しはマシな天気だった。

少しはフィールドに出ることもできた。

そのとき観察したシロツブの経過を報告したい。

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与那国フィールドノート

順調に実が育っている。

北向きの浜だったら、きっとダメになっていたはず。

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与那国フィールドノート

全体が鋭いトゲで覆われているが、まだ若いので柔らかく、痛みは感じない。

幹や葉柄など全体がトゲトゲで、実に近づくまでがよっぽど痛い。


雨のない朝なんて久しぶり!

雨粒を含まない北風の心地よいことよ!
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与那国フィールドノート

10日ほど前から2羽のヒシクイは比川水田に移動しています。

後ろの草かげに若いのはうずくまっています。

晴れ

今日は12月に入って初の「晴れ」といえる日だ。

明日の休みも晴れてほしい。

今度の年末年始は少し長く、23日には帰省する。

最後の休みくらい、心ゆくまで野山で遊びたい。


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与那国フィールドノート

ほとんどの幼虫は繭になってしまったが、一頭だけ成長が遅れているものを見つけた。

アヤミハビル館遊歩道にて。

良いお年を

ひど過ぎる、今月の雨は。

不完全燃焼、欲求不満のまま2011年は暮れていく。

明日から帰省します。


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与那国フィールドノート

テツオサギソウの花がピークだ。


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与那国フィールドノート

まず咲き始めた下部は、すでにくたびれている。


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与那国フィールドノート

綿毛が目を引くヤエヤマセンニンソウ。


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与那国フィールドノート

正月飾りの縁起物、マンリョウ(万両)。

よく目にする。今年は豊作だ。



日照不足

とりあえず、

明けましておめでとうございます。

1月3日に帰島していましたが、雨と強風続きでほとんどフィールドに出ることができずにいました。

ここ数日、雨は小康状態ですが日照不足はまったく解消されません。

新聞報道によると、昨年11月27日から12月26日までの日照時間の合計は、与那国島で23.5時間。

年末年始は名古屋に帰省していましたが、同時期の日照時間を合計してみると189.8時間!

「沖縄は暖かいでしょう。いいですねぇ」

相変らずの言われまくりでしたが、トンデモございませぬ。

精神の健全を保つため、冬は与那国から本土に避難しようかしら。


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与那国フィールドノート


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与那国フィールドノート

ザザー!ザザーッ!

鬱屈した気分をますます追い詰めるかのようにビロウの森が唸る。


2012年1月11日 八重山毎日新聞

ヨナグニイソノギク

1月11日。

ヨナグニイソノギクは今頃どうしているだろう。
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与那国フィールドノート

こうして年中少しは咲いているものですが、やっぱり最盛期は3~4月です。


あんがい短命な植物、世代交代が早い。
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与那国フィールドノート

新たに発芽したものが急成長して、春にたくさん花をつけます。


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与那国フィールドノート

順調、順調。


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与那国フィールドノート

葉は厚くて水分をいっぱい閉じ込めています。

これなら海辺の強い日差しにも大丈夫。

細かい毛が密に生えていて潮水の浸透も許しません。

ま、この水滴は雨粒ですけど。


ほかにも、たくましく海岸植物の子が育っていました。
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与那国フィールドノート

ボタンボウフウ、長命草です。


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与那国フィールドノート

モクビャッコウ。


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与那国フィールドノート

テッポウユリも春はまだかと急成長しています。

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八重山毎日駅伝出発

今日から第37回八重山毎日駅伝大会に出発します。

与那国チーム、2度目の3連覇挑戦です。

良い報告ができるよう、応援よろしくお願いします。


1月11日。

季節を問わない動植物に紛れて、季節感あふれる動植物も見つかります。
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年中無休のアマミナナフシ。


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花序を伸ばし始めたショウベンノキ。

方言名:アヤハビトゥ


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与那国フィールドノート


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タイワンオガタマ。そろそろ開花のピークですが、多くは高い場所で咲いています。

方言名:ドゥートゥヌ


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すぐに落ちてしまうヤブツバキの花。

縁起が悪いとして庭木には好まれません。

方言名:カタチ。

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シロバナイガコウゾリナ。

帰化植物のようですが、意外に山地部の林縁に生えています。


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アヤミハビルの繭。

昨年はなぜか発生数が少なかったのですが、今年はどうでしょう。

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タブノキハウラウスフシタマバエの虫こぶ。

中に幼虫がいます。

成虫が葉に卵を産み付けると、植物組織が異常に発達して「虫こぶ」ができます。


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ハマサルトリイバラの果実。

紛らわしいオキナワサルトリイバラは果実が赤色に熟します。

方言名:サンチラ、サンチラカンダ

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ツルグミの花。

鈴なりの実が期待できそうです。

そのまま食べると渋みがありますが、今年は果実酒を作ってみようと企んでいます。

方言名:チンナヤ

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アリモリソウ。

下草の茂みから精一杯の背伸びをしています。

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秋にたくさん咲いた花は果実になりました。

ヨナグニカモメヅル。

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個体数は少なくなりますが、冬でも発生しています。

キボシカミキリ与那国亜種。


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いっせいに芽吹き始めたタブノキ。


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まだ咲いていたのですね、ツワブキの花。


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まだ幼虫でいるとは、タイワンクツワムシ。

秋の終わりには成虫になっているものですが。

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先日、和歌山から香港まで渡ったアサギマダラがニュースになっていました。

渡来個体から生まれた世代が見られる頃ですが、飛び古した個体しか見かけませんでした。


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オオバボンテンカの果実。


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牧草地や畑にはびこる嫌われ者、ムラサキカタバミ。

方言名:ヤファタグサ


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アリサンバライチゴ。

年末から咲き初めています。

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センダングサの葉上を多くのヨナグニアカアシカタゾウムシが歩いていました。

右下の食痕の犯人です。


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海べりにやってきました。

数は少ないのですが、冬でもオオハマボウの花は咲いています。
方言名:ドゥニンパ


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果実が重みで垂れ下がっています。

モンパノキ。

方言名:スギヌユダ、ハマスギ、イススギ

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イソフジ。

少しはサヤの膨らみが増してきたかな。


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シマイボクサ。

ツユクサの仲間です。

方言名:イサヌミャ


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イリオモテアザミの花が目につくようになりました。


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ギョッ!・・・そんなことはないよ、与那国に長くいれば。


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南の海はこんなに静かなのにね。


おしまい。


ほっ、3連覇。

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悲願の3連覇達成です。

声援、サポートを頂いた方々、ありがとうございました。

次なる目標は1月28,29日に行われる沖縄一周市郡対抗駅伝です。

30区間、294,2キロに及ぶ熾烈なレースに、今回の与那国チームから10名が参加します。

2年ぶりの優勝を目指して、もうひとっ走り行ってきます!!



イワサキクサゼミ初見?

1月17日。

雲は多いものの、時おり日の射す気持ちのよい天気となりました。

そして草むらからは、ジーッと久しぶりの声。


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なんと、早くもイワサキクサゼミが姿を見せてくれました。


日本最小の、こんなに小さなセミです。
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ふつう3月頃から姿を現しますが、まだ1月半ばです。

この冬の最低気温は、まだこれから記録される可能性が高いように思われます。

初見、初鳴きというよりは、狂い羽化、狂い鳴きといった方がよさそうです。

ウブドゥマイ浜にて

1月17日。

http://ameblo.jp/attacus/day-20111202.html ←あれから一カ月半ほど。

着実に漂着ゴミは溜まってきています。

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おっ、珍しい。

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特大サイズのガラス製浮き玉も漂着していました。

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赤いのは中国製と思われるアドバルーンです。

先日の八重山毎日新聞では、漂着や飛来を発見した場合には注意するよう、呼びかけていました。

中国製アドバルーンはヘリウムガスではなく水素ガスを使用しているため、爆発事故につながる恐れがあるとのことです。


みなさん御用心を。

例年のごとく23日の旧正月後には、多くのアドバルーンや風船が飛来、漂着する可能性があります。

イワダイゲキ

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セイタカ?オキナワ?白いスズムシソウ咲く。

与那国島にはコノハチョウはいない。

まず食草となるセイタカスズムシソウが非常に少なく、自生地は一か所しか確認できていない。


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                            1月17日撮影。


食草にはオキナワスズムシソウもある。

最初に見つけた時には、オキナワ~なのか、セイタカ~なのか分らなかったが、研究者に見てもらったところ、セイタカであることがわかった。


その後も他に自生地はないものかと気にかけていたが、昨夏になって、やはり石灰岩地帯の谷で見つけることができた。

夏は葉が大きくなり、雰囲気もまったく異なるが、そのことも教えてもらっていたので、すぐにセイタカスズムシソウであることがわかった。


そして、待ちかねていた花が咲いたのだが・・・
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                                       1月23日撮影。
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思いもよらなかった白い花が咲いた!

オキナワスズムシソウなのであろうか?



本日、

八重山チームが2年ぶりの優勝目指して第35回沖縄一周駅伝競走大会へ出発です!

良い報告ができますように!!


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