ミナミイシガメ
フタツメオオシロヒメシャク
繭に
タイワンオガタマ開花
北風は止んでも雨は止みません。
車で林道を走っていると、少しだけ開けた窓から甘い香りが漂ってきます。
タイワンオガタマの花が咲き始めているからです。
純白でとても美しい花です。
葉はどこかで見たことあるはずです。
1円玉ひっくり返して下さい。
あのデザインはオガタマノキでタイワンオガタマはその変種です。
天に向かって20m近くにまで伸びるオガタマノキは、神霊を集める木として崇められてきました。
すなわち招霊の木。
関東以西の神社では各地で大木が残されています。
一方、八重山のタイワンオガタマは建築材として重宝されてきました。
硬く粘りがあるので鍬や鉈の柄、馬の顔にはめて制御する道具、オモガイにも使われました。
なので、現在では大木と呼べるような木は、よほど山奥にでも行かなければ見つかりません。
シロツブその後
雨のない朝なんて久しぶり!
晴れ
良いお年を
日照不足
とりあえず、
明けましておめでとうございます。
1月3日に帰島していましたが、雨と強風続きでほとんどフィールドに出ることができずにいました。
ここ数日、雨は小康状態ですが日照不足はまったく解消されません。
新聞報道によると、昨年11月27日から12月26日までの日照時間の合計は、与那国島で23.5時間。
年末年始は名古屋に帰省していましたが、同時期の日照時間を合計してみると189.8時間!
「沖縄は暖かいでしょう。いいですねぇ」
相変らずの言われまくりでしたが、トンデモございませぬ。
精神の健全を保つため、冬は与那国から本土に避難しようかしら。
ザザー!ザザーッ!
鬱屈した気分をますます追い詰めるかのようにビロウの森が唸る。
2012年1月11日 八重山毎日新聞
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八重山毎日駅伝出発
今日から第37回八重山毎日駅伝大会に出発します。
与那国チーム、2度目の3連覇挑戦です。
良い報告ができるよう、応援よろしくお願いします。
1月11日。
季節を問わない動植物に紛れて、季節感あふれる動植物も見つかります。
年中無休のアマミナナフシ。
花序を伸ばし始めたショウベンノキ。
方言名:アヤハビトゥ
タイワンオガタマ。そろそろ開花のピークですが、多くは高い場所で咲いています。
方言名:ドゥートゥヌ
すぐに落ちてしまうヤブツバキの花。
縁起が悪いとして庭木には好まれません。
シロバナイガコウゾリナ。
帰化植物のようですが、意外に山地部の林縁に生えています。
アヤミハビルの繭。
昨年はなぜか発生数が少なかったのですが、今年はどうでしょう。
タブノキハウラウスフシタマバエの虫こぶ。
中に幼虫がいます。
成虫が葉に卵を産み付けると、植物組織が異常に発達して「虫こぶ」ができます。
ハマサルトリイバラの果実。
紛らわしいオキナワサルトリイバラは果実が赤色に熟します。
ツルグミの花。
鈴なりの実が期待できそうです。
そのまま食べると渋みがありますが、今年は果実酒を作ってみようと企んでいます。
アリモリソウ。
秋にたくさん咲いた花は果実になりました。
個体数は少なくなりますが、冬でも発生しています。
キボシカミキリ与那国亜種。
いっせいに芽吹き始めたタブノキ。
まだ咲いていたのですね、ツワブキの花。
まだ幼虫でいるとは、タイワンクツワムシ。
先日、和歌山から香港まで渡ったアサギマダラがニュースになっていました。
渡来個体から生まれた世代が見られる頃ですが、飛び古した個体しか見かけませんでした。
オオバボンテンカの果実。
牧草地や畑にはびこる嫌われ者、ムラサキカタバミ。
方言名:ヤファタグサ
アリサンバライチゴ。
センダングサの葉上を多くのヨナグニアカアシカタゾウムシが歩いていました。
右下の食痕の犯人です。
海べりにやってきました。
数は少ないのですが、冬でもオオハマボウの花は咲いています。
方言名:ドゥニンパ
果実が重みで垂れ下がっています。
モンパノキ。
イソフジ。
少しはサヤの膨らみが増してきたかな。
シマイボクサ。
ツユクサの仲間です。
方言名:イサヌミャ
イリオモテアザミの花が目につくようになりました。
ギョッ!・・・そんなことはないよ、与那国に長くいれば。
南の海はこんなに静かなのにね。
おしまい。
ほっ、3連覇。
イワサキクサゼミ初見?
ウブドゥマイ浜にて
1月17日。
http://ameblo.jp/attacus/day-20111202.html ←あれから一カ月半ほど。
着実に漂着ゴミは溜まってきています。
おっ、珍しい。
特大サイズのガラス製浮き玉も漂着していました。
赤いのは中国製と思われるアドバルーンです。
先日の八重山毎日新聞では、漂着や飛来を発見した場合には注意するよう、呼びかけていました。
中国製アドバルーンはヘリウムガスではなく水素ガスを使用しているため、爆発事故につながる恐れがあるとのことです。
みなさん御用心を。
例年のごとく23日の旧正月後には、多くのアドバルーンや風船が飛来、漂着する可能性があります。イワダイゲキ
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セイタカ?オキナワ?白いスズムシソウ咲く。
与那国島にはコノハチョウはいない。
まず食草となるセイタカスズムシソウが非常に少なく、自生地は一か所しか確認できていない。
1月17日撮影。
食草にはオキナワスズムシソウもある。
最初に見つけた時には、オキナワ~なのか、セイタカ~なのか分らなかったが、研究者に見てもらったところ、セイタカであることがわかった。
その後も他に自生地はないものかと気にかけていたが、昨夏になって、やはり石灰岩地帯の谷で見つけることができた。
夏は葉が大きくなり、雰囲気もまったく異なるが、そのことも教えてもらっていたので、すぐにセイタカスズムシソウであることがわかった。
そして、待ちかねていた花が咲いたのだが・・・
1月23日撮影。
思いもよらなかった白い花が咲いた!
オキナワスズムシソウなのであろうか?
本日、
八重山チームが2年ぶりの優勝目指して第35回沖縄一周駅伝競走大会へ出発です!
良い報告ができますように!!