5月19日 南牧場
出勤前に少しだけ立ち寄った南牧場。 ぽつぽつと生えているカミツレモドキ。 可愛らしい花に騙されてはいけない。 強烈な悪臭を放つ。 ヨーロッパ原産で世界の温帯域に広がっているようだ。 外来生物法によって要注意外来生物に指定されている。 アダンの茂みで窮屈そうにギョボクの花が咲いていた。 ソテツの葉にとまるムナビロカマキリ(チョウセンカマキリ)の幼虫。 ソテツは花のシーズン。 雄花。...
View Article日食の日、与那国は
日食は朔(さく)、すなわち新月の時に起こる。 新月は旧暦の朔日(ついたち) 日本中が金環日食に湧た5月21日は、旧4月朔日であった。 御嶽の総本山である十山御嶽では、 恒例の朔日(ついたち)の願いが行われていた。 旧朔日と旧15日の毎月2回、5公民館の館長らは十山御嶽に集い、 島の安泰を祈願する。 季節の変わり目である旧4月朔日と旧10月朔日は、イスカバイ(衣替え)の祈願も行う。...
View Articleアカハダグス開花
ようやく実物を確かめられたアカハダグス。 文献を当たっても、インターネットを当たっても、図や写真を見つけられなかった。 花が咲きそうだと植物屋の知人が教えてくれた。 その一週間後、花が咲いた。 ほかの場所でも見つけることができたが、花は咲いていなかった。 花期についても、記されたものは見つけられなかった。 赤肌の樹皮。 思い立ってクスノキと比べてみた。 クスノキの樹皮。 クスノキの葉。...
View Articleツマベニチョウ幼虫
食樹ギョボクの葉上に静止するツマベニチョウの幼虫 指先でつついて刺激すると・・・ 上体を持ち上げ膨らまし、睨みをきかす。 何のつもりであろうか。 反動をつけて、上体を何度も振り上げる。 この大きさに、この動作。 キノボリトカゲや小鳥など、小さな天敵にはそれなりの威嚇効果があるかもしれない。
View Articleウラギンシジミ
このところウラギンシジミを時々見かける。 八重山諸島にも土着しているとされるが、与那国では迷チョウであろう。 特定の石に執着する♂ 盛んに表面を舐め回し、ミネラル分を摂取しているようだ。
View Articleルリゴキブリ
とある植物を探して森の奥深くを探索中、 葉上にルリゴキブリの姿を見つけた。 雄は林縁の花に誘われたり、山頂に飛来するなど活発。 出現期は初夏、5月が最も多い。 まもなく5月も終わるが、今年になって姿を見たのは1回だけ。
View Articleイシガキオビハナノミ
5~6月、梅雨時に多い虫。 薄暗い林縁のシダやクワズイモの葉上で普通に観察できます。 体長10数ミリですが、ハナノミとしては大型。 敏捷で、すぐ飛ぶ。 しかし遠くには行かないので、観察、撮影するチャンスは十分にある。 交尾も観察できる
View Article絞め殺しの木
5月14日、与那国島は梅雨入りした。 しかし、まったくの空梅雨。 昨日は関東、甲信越地方が梅雨入りしたとのニュースを聞いた。 沖縄地方は一足早く梅雨明けしてしまったのであろうか。 与那国はほとんどの道が舗装されてしまって、コーラルを敷き詰めただけの道はとても少なくなってしまった。 サンアイイソバゆかりの地である旧嶋仲村跡。...
View Articleオオシマコバンノキを食べる幼虫
梅雨開けしたかのような青空、暑い日が続く。 オオシマコバンノキにヨナグニサンの幼虫がついていた。 珍しいことだ。 すっかり葉のなくなった枝が見受けられるので、この木で育った可能性が高そうだ。 食樹として知られている樹種もグループがバラバラなので、こんなこともあるだろう・・・って感じ。 こちらはフカノキで死亡していた個体。 腹脚や尾脚の力が強いので、こうしてぶら下がったまま死んでいることも少なくない。
View Article久しぶりのキミスジ
2週間以上も更新していなかった。 その間にはハーリーがあった。 中組の漕ぎ手として16年。 今年は特別な思いがあって、余計なことは何もしたくなかった。 今日からぼちぼち更新していきます。 久部良岳で出会ったキミスジ。 話は突然変わるが、「与那国の猫小節」という民謡をご存知だろうか。 大川親雲上の墓。...
View Articleオオクイナ卵
よほど必死だったのだろう。 森の中を歩いていると、ふいに警戒心の強いオオクイナが足元から飛び立った。 卵を抱いていたわけだ。 大丈夫、しばらくここは通らないようにするから。
View Articleイソマツ
秋10月頃、イソマツの花が海岸の岩場を桃色に染める。 しかし、北海岸では少し様子が違うのが前から気になっている。 6~7月に花が咲き、全体的に小型の印象。 桃色の花も混ざるが白花が優勢だ。 これがシロバナイソマツなのか?
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